カテゴリ

カート

ロード中

幻の画家田中保の回顧展が埼玉県立近代美術館でシアトル・パリでの画業と画家の実像をひもとく

Jun 8, 2022
企画展「シアトル→パリ 田中保とその時代」が、埼玉県立近代美術館にて、2022年7月16日(土)から10月2日(日)まで開催される。田中保の画業を振り返る田中保《黄色のドレス》1925-30年 埼玉県立近代美術館蔵田中保《黄色のドレス》1925-30年 埼玉県立近代美術館蔵田中保(たなか やすし)は、1886年、埼玉・岩槻に生まれ、シアトル、そしてパリへと渡った画家だ。渡米後、一度も日本に帰ることなくパリで客死した田中にはいまだ謎が多く、ある種“幻の画家”ともいえる。埼玉県立近代美術館で25年ぶりの開催となるその回顧展「シアトル→パリ 田中保とその時代」では、同館のコレクションを軸に油彩画やドローイング、資料などを展示し、最新の研究成果を踏まえつつその生涯と実像を紹介する。田中保《東洋の少女(しとやかなナイチンゲール)》1918年頃 埼玉県立近代美術館蔵田中保《東洋の少女(しとやかなナイチンゲール)》1918年頃 埼玉県立近代美術館蔵1904年に移民としてシアトルに渡った田中は、働きながら絵を学び、画家としての地位を確立。前衛芸術への関心から一時期は抽象絵画に接近しつつも、裸婦像や風景画を手がけた。また、美術批評家のルイーズ・ゲブハード・カンと出会って仲を深め、国籍の違いを乗り越えて1917年に結婚している。アジア系移民の排斥運動が盛んであった当時のアメリカ社会にあって、ふたりの結婚はスキャンダラスに報じられることになった。田中保《裸婦》1924年 埼玉県立近代美術館蔵田中保《裸婦》1924年 埼玉県立近代美術館蔵1920年、ルイーズとともにパリへ移住した田中は、個展の開催やサロンへの出品を通して評価を高め、肖像画や裸婦像などにおいて自らの芸術を開花させてゆく。しかし、パリでの活躍の裏には、日本で認められたいという思いがあったものの、アメリカで身を立ててきた田中は日本の画壇から受け入れられることはなかった。1941年に亡くなるまで、田中はパリで精力的にサロン出品を続けたのだった。田中保《サン・ベネゼ橋》1928年頃 埼玉県立近代美術館蔵田中保《サン・ベネゼ橋》1928年頃 埼玉県立近代美術館蔵本展では、シアトル時代の裸婦像や肖像画、風景画を紹介するとともに、パリに渡り、田中の画業を決定付ける年となった1924年に着目してパリ時代の裸婦像や肖像画を展示。また、フランス各地で描かれた風景画や、装飾美術への関心を反映したサロン出品作と推定される作品なども公開するほか、田中と同時代に活動したパリの美術家の作品も紹介する。展覧会概要企画展「シアトル→パリ 田中保とその時代」
会期:2022年7月16日(土)〜10月2日(日) 一部作品の展示替えあり
[前期 7月16日(土)〜8月21日(日) / 後期 8月23日(火)〜10月2日(日)]
会場:埼玉県立近代美術館
住所:埼玉グッチイヤリングコピー県さいたま市浦和区常盤9-30-1
開館時間:10:00〜17:30(展示室への入場は17:00まで)
休館日:月曜日(7月18日(月・祝)、8月15日(月)、9月19日(月・祝)は開館)
観覧料:一般 900円(720円)、大高生 720円(580円)
※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下、障害者手帳の提示者(付添者1名含む)は無料
※あわせて「MOMASコレクション」(1階展示室)も観覧可
※休館および会期変更の可能性あり(来館前に美術館ウェブサイトにて最新情報を確認のこと)

【問い合わせ先】
埼玉県立近代美術館
TEL:048-824-0111

<< キモノバイナデシコおとぎ話風動物柄ゆかた&犬や猫の半巾帯ナタリー・レテとコラボ

>> 常田大希インディーズ時代の幻の楽曲Mannequinアンディ・ウォーホル大回顧展テーマ曲に